2006年 11月 25日
マーケティングというものについて |
「マーケティング」
この、よく判らないことば。
仕事柄「マーケティングのこと」についてご相談をいただきます。
私は広告関係の仕事に20年近くつき、小売量販店さまの「マーケティング活動」に関して
お手伝いをさせて頂きました。
しかしながら、世の中でいわれている「マーケティング」は、使われ方が
多くあるように思います。
乱暴な言い方になってしまいますが、
「商品が飛ぶように売れ、お店が繁盛する魔法」のように捕らえられている
ような気がします。
私も、10年以上マーケティングといわれる範囲内で仕事をしてきましたが、
そのようなマーケティングには出会ったことがありません。
もしかしたら、マーケティングにはそのような魔法のような効果があるのかもしれない。
それは否定しません、そのようなこともあるかもしれない。
少なくとも、私が私が今までやってきたマーケティング(商業・小売業の販売促進)は
残念ながらそのような、魔法のような効果はありません。
①内部環境
・商圏立地
・対象とするお客様のターゲット(どのような人にかってもらいたいか)
・商品の優位性(どこがほかよりすぐれていると思うか)
・価格(いくらで販売するか)
・どのようにお客様に伝えるか(販売方法)
②外部環境
・競合店舗・競合商品の動向
・対象とするお客様の層の動向(何が好きで、どんな考え方をしているか)
・対象商品の位置(どういう買われ方・利用のされかたをしているか)
・社会傾向(トレンド)の分析
・その地域の生活行動
などなど、を事象と数量的に分析します。
人間がやることなので主観的ですが、なるべく客観的に分析します。
そして、
・外部環境と内部環境の比較
・一番はずれないような予測(仮説)を立てて、
・その中にある、商品の強い部分や弱い部分、対象者や時期の打ち出し方を考え、
・アプローチの方法・販売方法・広告手段の検討
・実施をします。
そして、ここからが重要ですが、
・広告の効果測定(やることによっていくら売れたか)
・広告の波及測定(それを見て行動したお客様の地域、年齢、性別など)
・来店者・購入者にたいしてのアンケート(定量と定性)
・店員や関係者(内部)の方の意見
を調べ、最初に立てた分析の視点を再度見直し、修正してより効果がある方法補をを
探っていきます。
私のやっていたマーケティングと呼ばれるものは、本当に「地味な仕事」です。
毎日、数誌の新聞記事、アンケート用紙、チラシの売価、POSデータや家計調査の数字を
エクセルに打ち込んで、定期的にレポートを書くこと。
そのデータがあるので、その地域の購買行動や購買層の生活行動(総花的ですが)を
つかむことが出来ます。
それを、お客様の要望にあわせて、再度分析しなおし報告書と提案書をつくります。
==============
よく「売上が●●倍になる顧客ナントカマーケティング」
「驚くほど売れる奇跡の●●マーケティング」なんて書籍がありますが、
私はあまり信用しません(買いますが、一応・・・)
マーケティングとは、そのマーケット(市場)の規模と対象者によって創られるので
規模と地域が違えば、当然に内容やアプローチの方法が違ってきます。
ですので参考にはなりますが、その都度調整をしなければ、
「なんでこうなるの??」と言うことになりかねません。
継続して蓄積した自社のお客様情報や種類別売上情報、季節ごとの
今までの広告・販売実績があって、
そこで初めてその店に合ったマーケティングが可能になります。
マーケティングは難しくはありません。
比較とギャップを継続的に探してすり合わせて行くだけですから・・
商店主さんや小さな会社でもすぐに始められます。
継続的に情報を積み重ねて、資料をためていき、定期的に見直すこと。
1年もやれば、結構面白い情報がいっぱい手に入りますよ。
この、よく判らないことば。
仕事柄「マーケティングのこと」についてご相談をいただきます。
私は広告関係の仕事に20年近くつき、小売量販店さまの「マーケティング活動」に関して
お手伝いをさせて頂きました。
しかしながら、世の中でいわれている「マーケティング」は、使われ方が
多くあるように思います。
乱暴な言い方になってしまいますが、
「商品が飛ぶように売れ、お店が繁盛する魔法」のように捕らえられている
ような気がします。
私も、10年以上マーケティングといわれる範囲内で仕事をしてきましたが、
そのようなマーケティングには出会ったことがありません。
もしかしたら、マーケティングにはそのような魔法のような効果があるのかもしれない。
それは否定しません、そのようなこともあるかもしれない。
少なくとも、私が私が今までやってきたマーケティング(商業・小売業の販売促進)は
残念ながらそのような、魔法のような効果はありません。
①内部環境
・商圏立地
・対象とするお客様のターゲット(どのような人にかってもらいたいか)
・商品の優位性(どこがほかよりすぐれていると思うか)
・価格(いくらで販売するか)
・どのようにお客様に伝えるか(販売方法)
②外部環境
・競合店舗・競合商品の動向
・対象とするお客様の層の動向(何が好きで、どんな考え方をしているか)
・対象商品の位置(どういう買われ方・利用のされかたをしているか)
・社会傾向(トレンド)の分析
・その地域の生活行動
などなど、を事象と数量的に分析します。
人間がやることなので主観的ですが、なるべく客観的に分析します。
そして、
・外部環境と内部環境の比較
・一番はずれないような予測(仮説)を立てて、
・その中にある、商品の強い部分や弱い部分、対象者や時期の打ち出し方を考え、
・アプローチの方法・販売方法・広告手段の検討
・実施をします。
そして、ここからが重要ですが、
・広告の効果測定(やることによっていくら売れたか)
・広告の波及測定(それを見て行動したお客様の地域、年齢、性別など)
・来店者・購入者にたいしてのアンケート(定量と定性)
・店員や関係者(内部)の方の意見
を調べ、最初に立てた分析の視点を再度見直し、修正してより効果がある方法補をを
探っていきます。
私のやっていたマーケティングと呼ばれるものは、本当に「地味な仕事」です。
毎日、数誌の新聞記事、アンケート用紙、チラシの売価、POSデータや家計調査の数字を
エクセルに打ち込んで、定期的にレポートを書くこと。
そのデータがあるので、その地域の購買行動や購買層の生活行動(総花的ですが)を
つかむことが出来ます。
それを、お客様の要望にあわせて、再度分析しなおし報告書と提案書をつくります。
==============
よく「売上が●●倍になる顧客ナントカマーケティング」
「驚くほど売れる奇跡の●●マーケティング」なんて書籍がありますが、
私はあまり信用しません(買いますが、一応・・・)
マーケティングとは、そのマーケット(市場)の規模と対象者によって創られるので
規模と地域が違えば、当然に内容やアプローチの方法が違ってきます。
ですので参考にはなりますが、その都度調整をしなければ、
「なんでこうなるの??」と言うことになりかねません。
継続して蓄積した自社のお客様情報や種類別売上情報、季節ごとの
今までの広告・販売実績があって、
そこで初めてその店に合ったマーケティングが可能になります。
マーケティングは難しくはありません。
比較とギャップを継続的に探してすり合わせて行くだけですから・・
商店主さんや小さな会社でもすぐに始められます。
継続的に情報を積み重ねて、資料をためていき、定期的に見直すこと。
1年もやれば、結構面白い情報がいっぱい手に入りますよ。
by omiseo-en
| 2006-11-25 18:00
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