2005年 09月 25日
白老町 ウエムラ牧場感謝祭 「収穫祭」とブランド意識 |
白老町 ウエムラ牧場の収穫祭の手伝いに行ってきました。
白老町は、黒毛和牛の繁殖雌牛がたくさん飼育され、高級ブランド牛(神戸、飛騨、米沢など)の子牛を多く輩出する産地として有名です。
その地域で、ウエムラ牧場は黒毛和牛を繁殖、肥育、販売と一貫して行っている
全国でも数少ない農家です。また、独自商品を開発し、現状の和牛の流通販路だけに
たよらない独自の展開を行っています。
ウエムラ牧場は白老町ではトップクラスの規模を誇ります。
年2回春と秋に牧場で行われる「感謝祭」は、1日で毎回1000人近い人を
集め、メディアにも取り上げられる地域では有名なイベントとして定着しています。
ウエムラ牧場の上村社長の話によると
和牛が輸入牛肉とくらべて、価格が圧倒的に高い理由の一つに「黒毛和牛」という
ブランドがある。
神戸牛・松坂牛など、地域ブランドが強ければ強いほど、市場が求める牛肉の部位が
決まってしまう。
そうすると、それ以外の部位は売れないため、和牛の商品価格が高くなる。
上村社長は、市場に出回ることが少ない部位を、ビーフジャーキーや
韓国風つけだれ、ハンバーグなど牧場オリジナルとして商品化し
市場に流通させることにより、より大きな利益を確保すると共に、
和牛全体の価格を下げることを目指している。
市場ニーズが低い部位といっても、美味しくないわけが無い。
だってブランド牛なんだから。
日本人のブランド和牛に対しての固定意識が、結果的に価格を高くしている。
そういうことです。
700人を超える人が焼肉を楽しんだ。
そのほか牧場では、乗馬や、カントリーバンドの演奏、トラクター牽引バスでの
牧場一周などイベント目白押し。すべて上村社長のアイデアで独力で実施。
旨い肉、おいしい野菜。
入場料1700円(当日)ではあるが、ボリュームたっぷりの肉と野菜のセットが付く。
牧場の広大な景色を眺めつつ、自ら焼きながら食べる牛焼肉は格別。
この楽しい思い出が、御贔屓さんを作って行く。
ウエムラ牧場
http://www.kitaiti.com/uemura/kodawari.html
by omiseo-en
| 2005-09-25 23:24
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